忘恋文
今日、実家の倉庫で探し物をしていると、
一冊のノート見つけました。
1988年と記載された古いノート!!
今から18年前高校生の頃に使っていたもの。
懐かしくページを捲りながら眺めているとその
間に一枚の手紙が挟まれていました。
何だろうと開いて見て思い出しました
そう、片思いの彼女に送るはずだった手紙・・・
忘恋文!!
彼女は僕と同級生で、高2の夏に出会いました。
最近人気の長澤まさみさんに、当時似ていて、
野球部だった僕は、高2の夏ヒジを壊し手術した後
再起を目指して、グランドを離れ校舎の周辺で独り
チームと別に練習していたのです。
そんな時、人気の無い校舎の窓から僕を眺めている彼女がいました、声を掛けたのは
彼女のほうで、けがのこと、リハビリの具合、プライベートなこと、など彼女と話している
うちに心を通わすようになりました。
僕は彼女と心を通わすうちに、自然と彼女に惹かれてい行きました、会話のなかから彼女
には、いい名づけの彼氏がいて沖縄と本土を遠距離で付き合っていたのです。
僕は、本当の心を隠して、彼女と親友の関係を選びました、世話好きな彼女はいつも僕の
側にいて、何かと応援してくれて、学校の友達や両親でさえ付き合っていると思っていた
そうです。
それから、月日が過ぎ、部活も全国高等学校選手権大会のベスト8をかけ敗退、と引退
して、高校生活最後の夏休みを楽しもうそして、悔いの無いように僕の本当の気持ちを
彼女に伝える為に手紙を書いて打ちあけることにしました。
彼女からいつものように「遊びに行こうよ!」の電話に今がチャンスとばかり手紙をポケット
に押し込んで、待ち合わせ場所へと向いました。
待ち合わせ場所には、いつもよりオシャレした彼女その横には、いい名づけの彼氏、お互い
初対面で、彼女から「親友の伊芸だよ!」と相手に紹介され、複雑な心境のまま沖縄観光
案内、3人でのドライブ、渡せなかった手紙、こうして、僕の高3の夏が終わりました。
その後20歳まで親友の関係がつづき、二十歳の成人式の日に、付き合い始めた彼女を
紹介した時、彼女の目から流れ落ちた一雫の涙を最後に親友の関係に終止符を打ちました
本当の気持ちを伝えぬままに・・・
あれから数十年、この手紙を見てあの頃の気持ちを再び思い出しました。
「彼女は幸せかな?」
いい思い出にしたい為に手紙を処分しました。
僕の心の中だけの想い出でとして・・・
なんだか外は秋を感じる季節えと移り変わって行きますね~!
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