琉球戦国時代の武将
ファイル№6
~忠臣護佐丸(ゴサマル)~
[英雄、尚巴志(ショウハシ)の死]
琉球統一を果たした尚巴志も年老いて病となり、自分亡き後の王権の行く末に不安を抱えていたのでしょう。
その頃、勝連では交易により莫大な富を築き、繁栄していたと考えられています。
勝連城跡からは、おびただしい中国陶器の破片や瓦などが発掘調査で発見され、首里城正殿と同等の建物が建っていたと推測されています。
首里王権を脅かす勝連を封じ込めるため尚巴志は、遺言として、読谷山按司護佐丸へ中城行きを命じ、越来グスク、江洲グスク、中城と三方から勝連を包囲し首里を守ることを託したのでわないだろうか。
1439年、護佐丸と共に琉球統一の夢を叶えた尚巴志も享年68歳の生涯を閉じます。
護佐丸は、英雄、尚巴志の面影を抱き続け、その後の人生最後まで彼に敬意をはらい忠誠を尽くし過ごしたのでわないだろうかと、個人的に考えています。
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