琉球戦国時代の武将!
フアィル№最終回
~忠臣護佐丸(ゴサマル)~
護佐丸の最後
護佐丸討伐の軍を率いる阿摩和利は、中秋の名月・八月十五夜に中城グスク
攻めを決行します。
中秋の名月ともあって城では、観月の宴が行われ目前に兵が迫っているのを
気付いてなかったのです。
城内では、阿摩和利の不意をついた中城攻めに護佐丸は
、「自分は、謀反の
心などないぞ!」と申し出ようとしますが、討伐軍の勢いは凄まじくその余裕も
ありません。
護佐丸は、阿摩和利の軍が攻め入ったのは王命によるものだと知っり交戦し
反撃の準備に取り掛かった家臣たちに
、「王旗に手向かうことは、できぬ!」と
一切抵抗せぬように、命令を下したと云われていますがそれは、歴史の謎と
されています。
琉球の歴史では
、「忠臣護佐丸」として、現代に伝えられていますが、事実は
ともあれ琉球戦国時代を尚巴志と共に天下統一の夢を見て、夢を果たし戦の
ない平和な琉球を夢見たであろう護佐丸は、1458年秋に夫人と二子と共に
自害したと云われています。
三山統一の立役者は、時代の波に呑み込まれ無念の最後を遂げました。
その後琉球は、護佐丸が夢見たであろう王国を築き、世界をまたに架けて
琉球王国として、繁栄して行くのです。
完!
関連記事