泡盛の歴史!

☆新米社長☆

2007年04月03日 07:01



「泡盛の起源」
泡盛の起源はウイスキーやブランデーと同じで,紀元前300年頃のギリシアまで
さかのぼるそうです!

古代ギリシアで生まれたアンビクスという蒸留機は,エジプトでアラブ人によって
アランビックと名を変え,東洋と西洋に伝えらたそうです。
10世紀頃,すでにシャム(現在のタイ国)の蒸留酒が中国へ運ばれているほど,
東アジアの蒸留酒の普及は西洋より遥かに早かったと云われているらしい!
13世紀に入ったばかりのスペインで,ワインの蒸留液は《生命の水》というお薬と
して認められ,1420年のパリでは薬局で売られていたそうです。

そのときすでに,琉球王国ではシャムとの交易を始め,シャム南蛮に詰められた
蒸留酒を輸入しており,1470年頃にはいまの泡盛の原型の国産化が始まったと
いわれています。

一方,西洋で蒸留酒が酒として飲まれ始めたのは,ウイスキーで1570年代から、
ブランデーで1660年頃のことですから,泡盛はこれらの蒸留酒の中では大先輩
にあたるお酒なのです。

「泡盛と琉球王朝」
琉球王家は泡盛を薩摩や江戸への重要な貿易品として育成してきました。
王朝時代,泡盛造りは首里城裏手の崎山・赤田・鳥堀の首里三箇(さんか)
限られ,古来より泡盛を造り続けてきた30人の本職とこれに10人の重職(かさみ)を
加えると合計40人の焼酎職が専門に泡盛を造っていたそうです。
また東恩納寛惇によれば,王家が指定した三箇の泡盛業者は48軒あり,焼酎48職
といっていました。
もし泡盛造りに失敗したりすると,軽いものは蒸留機の没収,重いものは家財没収の
うえ島流しにされたそうで,泡盛造りも命がけだったそうですよ~!

関連記事