
識名園は、第15代王・尚温(しょうおん)の代につくられ、1800年に、琉球に来た
冊封(さっぽう)使節団を招いて初めての祝宴が催されました。
識名園は、外国の使臣を接待したり、王族の保養などを目的とした別邸として
使われました。
王家は、首里崎山に御茶屋御殿(おちゃやうどぅん)という別邸を有しており、そこ
は首里城の東側にあったので、東苑といわれました。そして、識名園は首里城の
南に位置していたので南苑とも呼ばれていました。
識名園は、1941年に国の名勝に指定されましたが、沖縄戦によって壊滅的な
打撃を受けてしまいその後、1975年から整備が始まり、約20年の歳月を経て、
往時の姿を取り戻したのでした。
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