› エミューツアープランニング・ガイド › 沖縄のわらべ歌
走え~ゴンゴン!!
ユンタク、ハンタク!!
ヘンナのマムヤー!!
ガジマルオジー!!
沖縄のミュージシャンが子供たちのために一生懸命作った新しいうた
「おきなわのホームソング」とは??
1967年5月に琉球放送でスタートした公開番組「オキコワンワンチャンネル」
の中に "みんなで歌おう" というコーナーがありました。
一般公募も含めたオリジナル楽曲を、琉球大学元教授の故・城間繁氏や
内間明美(南沙織)らが会場に来た子供たちと一緒に歌いました。
番組から生まれた小さなうねりが大きな感動に広がり、それが輪になって
"~沖縄のともだちの歌~" というタイトルでLPレコードとして実を結びました。
そこから40年。沖縄のミュージシャン、アーティストを巻き込んだ
一大ムーブメントが始まろうとしています。
それこそが『恋しくて』、『涙そうそう』、『島人ぬ宝』で知られる
BEGINのヴォーカル比嘉栄昇と、RBC(琉球放送)の共同企画
「おきなわのホームソング」なのです。
昨年の世相を象徴する漢字は "命"。
殺伐とした世界、自ら命を絶つ者、生まれてくる尊い命などに
国民は一喜一憂しました。
こうした世相を背景にBEGINがひとつの提案をしました。
子供たちが唄える新しい「おきなわのうた」作りです。
デビュー18年目に突入したBEGINの"大きな仕事" の1つがこの
"子供たちに夢と希望を!" との願いで立ち上げたプロジェクト
「おきなわのホームソング」です。
楽曲は全てオリジナルで、"親子で口ずさめるおきなわのうた"
を、BEGINと沖縄のミュージシャンが共同制作しBEGINの
情熱と琉球放送のブランド力が結集した新企画!
「おきなわのホームソング」は、
"うた" への感謝を込めた沖縄の子供たちへのBEGINからの贈り物。
そして、未来へのメッセージなのです。
「<大人>が本気になって創る<子供の歌>」。
強い願いと想いのもとで、BEGINを中心とした沖縄の
ミュージシャン達の中で、今、全国へ向けてもの凄い
プロジェクトが動き出しました!
ウチナー人の皆さん~!!
ヘーク、!
CDコウイニ、イチュンド~!
みーみんめー 耳だよ
みーみんめー 耳だよ
ひーじんとー ひじだよ
ひーじんとー ひじだよ
いーゆぬみー 魚の目だよ
いーゆぬみー 魚の目だよ
このうたは、沖縄本島首里のわらべうた「赤田首里殿内(あかたすんどぅんち)」
のハヤシの部分です。
3~4歳児でしたら、このうたを保育園などで教えています。
うたの部分はなんにも動作や遊戯がありませんが、創作振でよく子供達が踊って
いる風景が、保育園・幼稚園などで、よく観られます。
子供たちにこのメロディーに由由な振り付けさせて楽しい踊りが、生まれていますよ~!!。
「てぃんさぐぬ花」
てぃんさぐぬ花(はな)や
爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ
親(うや)ぬゆし言(ぐとぅ)や
心(ちむ)に染(す)みり
天(てぃん)ぬ群(ぶ)り星(ぶし)や
読(ゆ)みば読(ゆ)まりしが
親(うや)ぬゆし言(ぐとぅ)や
読(ゆ)みやならん
夜走(ゆるは)らす船(ふに)や
ニヌファ星(ぶし)みあてぃ
我(わ)ん生(な)ちぇる親(うや)や
我(わ)んどぅみあてぃ
「意味」
ホウセンカの花は
爪先に染め
親の言う事は
心に染めなさい
天の群れ星は
数えようとすれば数えられるが
親の教えた事は
数えきれないものだ
夜走る船は
北極星が目あて
私を生んだ親は
私を目あてにしている
読んでみておわかりになると思いますが、すべて八・八・八・六の三十文字による琉歌
形式になっていて、実に見事に親の子供への愛情や人生の教訓を歌っています。
これは親から子供に与えられた教訓歌です。
「てぃんさぐぬ花」はホウセンカのことで、子供たちはこの花びらをマニキュアのように
爪にぬり、楽しんで、あそんでいたそうです。
実際に子供たちとやってみて下さい。