エミューツアープランニング・ガイド

伊平屋村の概要
伊平屋村は沖縄県の最北端で、東シナ海洋上に浮かぶ離島村です。
北緯27.2度、東経127度58分に位置し、那覇市から北方に117km、フェリー発着の
今帰仁村運天港よリ41.1kmの距離にあります。
村は伊平屋島（面積20.64km2、周囲34.23km）と、野甫大橋でつながれた野甫島
（1.06km2、4.8km）の２つの島からなり、田名・前泊・我喜屋・島尻・野甫の5つの
字に分かれています。
人口は1,633人、世帯数555世帯（平成13年8月）。
年間を通じて安定した温暖気候で、水産業・農業を基幹産業としています。
近年、旅行ニーズの多様化で島の手付かずの自然・歴史文化への評価が高まり、
マリンレジャーを中心とした観光地としても急速に脚光を浴びています。

皆さんは、尚巴志王と伊平屋島が、どんな関係なのか、ご存知でしょうか?
実は、尚巴志のお爺さんがこの伊平屋島の出身なんです。

尚巴志のオジイ~物語!
「佐銘川大主」又は、「鮫川大主」=「サメカー大主」と
呼ばれて、伊平屋島我喜屋の出身。
その父は、「屋蔵大主」と呼ばれ、多くの蔵を持つ富農
であったと、云われています。

「サメカー大主」にまつわる話!
ある年琉球は、飢饉となり、伊平屋も食料難をかかえ
サメカー大主は、食料を貧しい者に分け与えたが村人
の中には、不満を持つものがいて、サメカー大主を殺し
皆で蔵の中にある穀物を奪い取ろうと計画をたてます。

たまたま漁に出ていたサメカー大主は、ある老人から村人たちの陰謀を知らされ、村へ
戻ったら殺されてしまう事を知り、船を漕いで国頭の宜名真(今帰仁）へ逃れたとのこと。

こう云った話は、第二尚王統の尚円王（金丸）も似たストーリーがあり、信憑性に欠けるが、
何故に、伊平屋・伊是名から、琉球国王に繋がる人物が、誕生したのか何だかのミステリー
があるのでしょう。
こうして、沖縄本島に移り住む事になったサメカー大主は、神のお告げにより、南山国
の佐敷に移り、その地域の有力者・大城按司の娘と結婚して、生まれたのが、尚巴志の
父・苗代の大親（ﾅﾜｼﾛﾉｳﾌﾔｰ）のちの尚思紹であると、云われています。

まだ実際に伊平屋・伊是名へは、行っていないのですが、必ず話のまつわる場所に足を
運んで確かめて、改めて振り返りたいので、楽しみに取って置こうね～！！